アパートやマンションを経営するオーナーさんにとって、常に全室埋まっている満室経営を行えることが理想ですよね。
仮に空室が出たとしても、すぐに新しい入居者が決まって空室期間が最短で済むことが望ましいです。
しかし、実際は数ヶ月にわたって空室になっている部屋があるなど、なかなか満室経営といかないオーナーさんも少なくありません。
今回は、空室に悩むオーナーさん向けに、アパートやマンションで満室経営を行うための2つのポイントをご紹介します。
アパート・マンションの満室経営のポイント① 入居審査
アパートやマンションの入居希望者が現れると、入居審査を行いますよね。
その際、「この方は部屋を貸しても本当に大丈夫だろうか」と、慎重に審査することが大切です。
職業や勤続年数・雇用形態・給与などは、毎月きちんと家賃を支払える能力があるかどうかを見極める重要なポイントです。
また、入居希望者の人柄チェックも怠ってはいけません。
横柄な態度をとる方や言葉遣いが荒い方は、他の入居者とトラブルを起こす可能性が高いです。
トラブルメーカーとなるような方がいると、当然他の入居者はストレスがたまり、「そんな人と同じ建物で暮らしたくない」と思って退去してしまうかもしれません。
退去者が増えると当然空室率も上がるため、入居審査で不安を覚えるような方がいたら、申し込みを断りましょう。
アパート・マンションの満室経営のポイント② 入居者へのフォロー
アパートやマンションの満室経営を行うには、「入居者が決まったらそれで終わり」ではありません。
せっかく入居してくれた方に、「このアパート(またはマンション)は住みにくいな」と思われると、それが原因で退去してしまうこともあります。
そのためオーナーさんには、日頃からアパートやマンションのメンテナンスを行うことをおすすめします。
エントランスやロビーなど共用部分の掃除、共用廊下の電球交換、植栽の手入れなどを小まめに行うことで、「ここのオーナーさんはちゃんと管理してくれている」と安心感を与えられます。
また、トラブルが発生した時に素早く対応することも重要です。
たとえば、鍵の紛失やトイレ・キッチンの水漏れなど、「今すぐ助けてほしい!」といった困りごとを迅速に対応してくれると、入居者の安心感が高まります。
そして万が一入居者同士でトラブルが起きたら、双方の言い分を聞き状況を整理し、問題解決を行いましょう。
クレームが入ったとしても、実はそれが苦情を言った方の思い違いや勘違いというケースもあるので、双方の言い分を聞くことはとても大切です。
もちろん、クレームを入れられた側に問題があることが明白であれば、あいまいに接して他の入居者に不信感を与えないためにも、毅然とした態度で対応しましょう。
入居者へのフォローがきちんとしているアパートやマンションは、結果的に入居者の満足度が高まり、長く入居してもらいやすくなりますよ。
まとめ
アパートやマンションの満室経営は、単純に入居者を集めれば良いというものではありません。
入居後にトラブルの種となりそうな方からの申し込みを断ること、そして今いる入居者の満足度を高めるためのフォローを日頃から行うことが、満室経営への近道となります。
とはいえ、オーナーさん一人で全て行うことは難しいので、賃貸管理を行う不動産会社に委託することをおすすめします。