アパートやマンションを購入し賃貸経営を始めたものの、なかなか入居者が決まらない場合があります。
そのままでは利益になりませんから、何らかの空室対策を打つべきです。
そこで真っ先に考えられるのが、競合と差別化を図るためのリフォームではないでしょうか。
しかし一口に差別化といっても、やみくもに手を入れるだけでは効果を期待できません。
そこで一体どんなリフォームが空室対策に効果的なのか、収益改善のポイントや施工事例を解説します。
空室対策のリフォーム:どんな空室対策が効果的?
・ターゲットをしぼる
老若男女どういった層をターゲットにするかにより、空室対策の方向性は変わります。
・リフォームで統一感を出す
築古物件の空室対策でやりがちなのが、壊れたところだけを新しくするパターンです。
このほか和室から洋室に変更する際、収納をクローゼットにせず押入れのままというケースがあります。
これでは設備をせっかく新しくしても、部屋に統一感が出ません。
それどころかちぐはぐな印象を借主に与え、かえって古臭さを感じさせます。
古くなったものだけを単純交換するのではなく、全体のバランスを考えた機能やデザイン選びが大切です。
空室対策のリフォーム:リフォーム事例
・間取りを大胆に変更する
狭い部屋が複数あるより、開放的な一室と大型収納を備えた部屋の方が好まれる傾向にあります。
例えば3帖と4帖半の和室を6〜7帖の洋室にし、ウォークインクローゼットを導入するという事例が多いです。
・見た目を一新する
白を基調にしたクロスは、多くの賃貸物件で見受けられます。
これにアクセントクロスを導入しカラーバリエーションを加えると、簡単に部屋の雰囲気を一新できます。
デザインを考えるのが得意なら、ホームセンターで材料を購入してDIYすれば費用を抑えることも可能です。
ただしアクセントクロスを入れたとしても、他が古いままでは逆効果になるので注意しましょう。
部分的に見た目を変える場合でも、全体的なバランスを重視してください。
・塗装を活用する
築古物件の水回りはタイル貼りであったり、今風でないカラーリングが施されている部屋は少なくありません。
ユニットバスやシステムキッチンに交換できればベストですが、その分だけコストがかかります。
これらを交換ではなく塗装仕上げをすることで、費用は抑えつつ見た目が蘇ります。
室内も塗装で仕上げると、クロス貼りとは異なる印象になりおすすめです。
空室対策のリフォーム:費用相場
床や壁・天井にいたるまで、ゼロからデザインする際の費用相場は10万円/㎡です。
すると単身者向け物件なら300万円前後が相場です。
ただし賃貸物件のリフォームを豊富に取り扱う施工業者などでは、あらかじめデザイン済みのパッケージプランがあります。
そういった業者を選べば、リフォームにかかるコストを抑えることが可能です。
まとめ
空室対策でリフォームを実施する際のポイントや事例を解説しました。
差別化でアピールをするなら、ターゲット設定や既存設備をどこまで生かすかで費用は変わります。
限られた予算で行う空室対策ですから、一目で分かる違いを出すことが重要です。
私たち株式会社栄信不動産では、福岡市博多区の賃貸物件を中心にさまざまな不動産情報をご紹介中です。
賃貸物件に関するご不明点がありましたら、ご遠慮なく当社までご相談くださいませ。