福岡市の南に位置する南区は、福岡のベッドタウンとして知られており閑静な住宅街やマンションなどが多く建ち並んでいます。
市民の森や牧場なども作られており、緑豊かな自然に囲まれているので、高齢者が住むのにもおすすめのエリアです。
実は福岡市南区では、より高齢者が安心して暮らせるように耳バリアフリープロジェクトが進められています。
高齢により耳が聞こえにくくなる原因や、プロジェクトの内容をご紹介します。
高齢者の耳が聞こえにくくなるのはなぜ?
実は人は、20代を過ぎると少しずつ聴力が低下していき、70代のおよそ半数の人で耳が遠くなり聞こえづらくなってしまいます。
原因は加齢により音を聞き取る感覚細胞、神経の細胞が減ってしまうからです。
年齢を重ねることで聞こえづらくなる症状を加齢性難聴と言い、特に高い周波数の音、サ行やタ行が聞きづらくなります。
福岡市南区耳バリアフリープロジェクトとは?
日本では高齢化が進んでいますが、福岡市南区も例外ではありません。
高齢になり耳の聞こえが悪くなることで外出を避ける、人との接触が減り孤立する、認知症が進行する、などの問題にもつながります。
そこで福岡市南区では、こうした高齢者の聞こえの問題を改善するために平成24年「福岡市南区耳バリアフリープロジェクト」を立ち上げ、九州大学、西日本鉄道、南区役所が連携した取り組みということで話題にもなりました。
プロジェクトでは、ヒアリング・ループシステムの開発を中心に行っています。
ヒアリング・ループシステムでは、設置したループの中に音声磁場を発生させます。
受信機を持った聞き手には周囲の騒音や雑音を聞こえにくくすることで、話をする相手の声を直接聞き取るシステムです。
ループは、外周20mにもなる長いタイプもあるので、イベントや講演会などで聞き取りに自信がない高齢者が参加する場合に使用されています。
ヒアリング・ループシステムは無料で貸し出しができるので、聞こえのために外出を避けている高齢者でも積極的にさまざまなイベントに参加してもらうことができます。
卓上用のヒアリング・ループもあり、窓口など対面で話す場合にはこちらがおすすめ。
コンパクトで軽量化されているので、置き場所を取らずに気軽に設置できます。
まとめ
加齢により、個人差はあるものの耳が聞こえなくなるケースは多いです。
聞こえに不安があることで外出や人との接触を避けてばかりいると、身体が衰える原因や認知症を患う原因などにもつながりかねません。
そこで聞こえの不安を改善できるように始まったのが、福岡市南区耳バリアフリープロジェクトです。
相手の声を聞き取りやすくするヒアリング・ループシステムを開発、無料貸し出しなどを行うことで、高齢者にとって住みやすいエリアへと導いています。
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