福岡市では昭和35年に港湾計画が立てられて以降、時代に合わせて何度も計画が見直されてきました。
現在は一部区画を除き、計画に基づいて資材の搬入が行われています。
港湾計画によって、福岡市と博多湾はどのような変化を遂げるのでしょうか?
物流・観光・環境の3点から、福岡市と博多湾のこれからを考えてみましょう。
資料から読み取る福岡市博多湾の港湾計画の物流変化
博多湾の港湾計画では、物流に関する区画が大幅に増える見通しです。
中でも、アイランドシティ西区と香椎パークポート地区は国際物流の中心地となり、自動車貨物や大型コンテナを取り扱います。
貨物を運ぶ機会や物流に関連したシステムは、最新のものを導入し物流を通じた国際交流を促進する考えです。
東浜ふ頭は、産業とエネルギー資源に関わる物流を、須崎ふ頭は穀物や鋼材を中心に扱う区画として整備されます。
また、荒津地区と西崎地区は石油を扱うエリアとして整備され、関連する企業の動向によって区画の見直しを検討していく計画が立てられています。
物流に関する設備が充実することで、福岡の経済活動は今よりも活発になることでしょう。
港湾計画では、観光業の活性化と環境保全も視野に入れられています。
中央ふ頭地区と博多ふ頭地区は、国際交流の中心地として整備され、物流と人の行き来が活発になる整備計画が進行中です。
博多湾の港湾計画によって、福岡市は観光・物流都市として更に発展していくと考えられます。
福岡市の博多湾港湾計画では都市機能と環境保全の計画図
博多湾港湾計画は、物流や観光といった外からの流れ以外にも及んでいます。
アイランドシティの西側が物流拠点として整備されるのに対し、東側は健康・医療・福祉等の分野に関係した産業の拠点として整備される計画です。
港湾計画では中央ふ頭地区と博多ふ頭地区が交流拠点ゾーン、アイランドシティ東側が都市機能ゾーンとして分けられ、福岡市における産業の一大拠点として設立されます。
環境保全においては、アイランドシティ周辺をエコパークゾーン、小戸地区を含め海沿いの区画を海洋レクリエーションゾーンとして整備します。
エコパークゾーンと海洋レクリエーションゾーンでは、福岡市民が自然と触れ合える環境づくりと水産業の促進が行われます。
一方、荒津地区と西戸崎地区、須崎ふ頭地区の港湾計画に関しては、防災や周辺環境との調和の観点から、計画が見直されています。
その他の地区では開発に必要な資源や設備が運ばれ、博多湾をさらに豊かな港とするべく港湾計画が進行中です。
博多湾の港湾計画では豊かな水資源を生かし、環境保全と経済活動の両立が求められています。
まとめ
博多湾を通じた産業は、福岡市内における雇用・税収入の3割近くを占め、福岡市に大きな経済効果をもたらしています。
港湾計画による博多湾の発展によって、福岡市の経済効果はより高くなると予想できます。
観光の促進や環境保護も港湾計画に加えられているため、福岡市は観光地であると同時に、環境保護に力を入れている都市として世界に知られてゆくでしょう。
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