自然豊かな環境と、通学通勤の便利さが融合した福岡県糟屋郡志免町。
福岡市に隣接し、人口が増え続けている街です。
そんな糟屋郡志免町にはイベント名物や名所がいくつかあります。
この記事では糟屋郡志免町におけるイベント名物や、名所をお伝えしていくので、ぜひご覧ください。
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弊社へのお問い合わせはこちら糟屋郡志免町のイベント名物や名所:ともにともそうプロジェクト
糟屋郡志免町におけるイベント名物や名所として、まず「ともにともそうプロジェクト」が挙げられます。
ともにともそうプロジェクトとは、希望の光を未来へつなげたいという思いを込めて開催するイベント名物です。
糟屋郡志免町のシンボルツリーである、メタセコイアの木に飾り付けしたイルミネーションが夜空に美しく浮かび上がります。
メタセコイアの木は中の坪公園にあるシンボルツリーで、石炭の原木の一種。
中国原産の落葉高木で、樹高は20メートルから35メートルほどに生長し、細長い羽のような葉っぱが左右対称つきます。
葉は秋になると橙褐色になり枯れ落ち、樹皮は赤褐色で縦に裂けるのが特徴です。
オスとメスの区別がない雌雄同株という性質をもつ木で、冬になると薄い黄色のかわいらしい花を咲かせます。
10月から11月には小さくて丸い実がなり、その形はまるで松ぼっくりのよう。
実を使ってクリスマスリースを作ったりインテリアにしたり、見て楽しむだけでなく、作って楽しめるのもメタセコイアの木の魅力ですね。
ではなぜ「メタセコイア」という名前が付けられたのでしょうか?
もともとメタセコイアは、常緑樹であるセコイアに似た木の化石として発見されました。
発見した人はギリシャ語で「後の・変わった(meta)」と「セコイア(Sequoia)」を合わせて名付け、メタセコイアという名称になったとされています。
また、メタセコイアの木は全国の公園や校庭などによく植えられている樹木です。
生きていた化石とも呼ばれ、滋賀県にある名所「メタセコイア並木」を知っている方も多いでしょう。
日当たりがよく広い場所でよく育つので、自宅の庭よりはともにともそうプロジェクトが開催されるような広場や、学校などに適しています。
糟屋郡志免町の名物イベントであるともにともそうプロジェクトは、そんな「生ける化石樹木」を美しくライトアップし、観客を楽しませてくれる名所です。
炭鉱の町として発展した糟屋郡志免町の名物ともいえるでしょう。
またともにともそうプロジェクトは、メタセコイアの木にイルミネーションを点灯するイベントとしてはじまり、2020年時点で7年目をむかえました。
木全体に約2万個のLEDが装飾される大規模なイベントなので、ともにともそうプロジェクトは思い出作りにもおすすめです。
夜空を照らす糟屋郡志免町の名物、「まちのシンボルツリー」を見に、ぜひ足を運んでみてください。
●所在地:福岡県糟屋郡志免町志免中央1丁目623-2中の坪公園
●点灯期間:令和3年3月14日(日曜日)まで
●点灯時間:17:00から23:00
●アクセス:西鉄下志免バス停から徒歩1分、九州自動車道須恵スマートインターチェンジから車で5分
●駐車場:あり
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糟屋郡志免町のイベント名物や名所:旧志免鉱業所竪坑櫓
「旧志免鉱業所竪坑櫓」も、糟屋郡志免町の名所やイベント名物です。
旧志免鉱業所竪坑櫓(きゅうしめこうぎょうしょたてこうやぐら)とは福岡市の東側に広がる糟屋炭田のほぼ中央に所在する建物で、ケージと呼ばれるかごによって採炭夫の昇降、石炭の搬出をしていた施設です。
高さ47.65メートル、長辺15.3メートル、短辺12.3メートルの鉄筋コンクリート造りなのが特徴で、今は静かに街の高台にたたずんでいます。
旧志免鉱業所竪坑櫓は艦船用石炭及び、海軍工廠等で使用する工場用石炭の採掘施設として、第4海軍燃料廠(ねんりょうしょう)採鉱課(さいこうか)の計画及び設計に基づき、昭和16年から18年にかけて建設されました。
真下に深さ430メートルもある「竪坑」という穴が造られたのですが、それはまるで金づちを立てたような形になっています。
そのなかに運搬用のかごを巻き上げる機械が組み込まれ、エレベーターのような仕組みが特徴です。
地上階の9階から地下1階のうち、地上1階から5階までは柱と梁のみで建築され、6階以上から床と壁が設けられるように。
8階には大きな吹き抜けがあり、巻き上げ用の1,000馬力のモーターが休みなく稼動していました。
第二次世界大戦終戦前に作られた同じ型のもので、今も存在しているのは旧志免鉱業所竪坑櫓と中国・撫順市にある龍鳳炭鉱、ベルギー・リエージュ州にあるブレニー炭鉱の3つだけです。
機能的で無駄のない造形美をもつ建築物として、また日本における近未来的な鉄筋コンクリート構造物のなかでもとくに大切な財産といえます。
また旧志免鉱業所竪坑櫓は旧日本海軍や日本国有鉄道といった、国が経営した唯一の石炭産業遺産です。
開坑から閉山まで、国営でありつづけた旧志免鉱業所竪坑櫓の歴史を物語っていますね。
2009年12月8日には国の重要文化財に指定され、今現在も糟屋郡志免町のシンボルや名所として地域の人々に愛されています。
旧志免鉱業所竪坑櫓は櫓のなかでとくに発達した形式のため、「塔櫓巻型(とうやぐらまきがた)」や「ワインディングタワー」と呼ばれることも。
日本における近未来的な鉄筋コンクリート構造物のなかでも、有数の高さを誇る高層構造物のため、近代建設技術史上価値がとても高い文化財ではないでしょうか?
また旧志免鉱業所竪坑櫓は、志免町総合福祉施設シーメイトの敷地内にあります。
周りは多目的広場や公園のようななかよしパークが整備され、お子さま連れでも楽しめる名所です。
日本の近代化を支えた糟屋郡志免町の名所、そして歴史と文化のシンボルタワーにぜひ足を運んでみてください。
●所在地:福岡県糟屋郡志免町大字志免495-3
●アクセス:西鉄東公園台2丁目バス停から徒歩で2分、九州自動車道須恵スマートICから車で5分
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糟屋郡志免町のイベント名物や名所:博多曲物
糟屋郡志免町のイベント名物や名所として、最後は「博多曲物」のご紹介です。
博多曲物とは杉や檜の薄い板材を曲げ、板の端を桜の皮で綴じた容器のことで、曲げわっぱとも呼ばれます。
曲物(まげもの)とは木製容器のことを指し、木材が弾力の限界を超えても、屈折する力によって折れたり破損したりしないのが特徴です。
はじめは神社や仏閣、そして朝廷・公家邸などで使用されていましたが、江戸時代になると一般家庭でも使われるようになりました。
博多曲物と聞くと、お弁当箱をイメージする方も多いですが、飯びつや茶びつといった生活用品、茶道で使う道具箱や小物入れや、菓子器などにも使用されます。
なかでも杉のお弁当箱は、調湿作用に優れているので、余分な水分を吸収し冷めてもおいしいご飯が楽しめるのだとか。
金属が一切使用されていないのでとても軽く、お手入れが楽にでき、使い方によっては長く使うことのできる伝統工芸品です。
過去のものとなりつつある博多曲物ですが、最近はその良さが見直され、愛用する方が増えてきています。
職人たちが丹精込めて作り上げた、糟屋郡志免町の名物が見直されているのはとても喜ばしいことですね。
「曲わっぱ」「三宝」「松花堂」の3つが博多曲物の代表的な品種です。
日本人が古来より重宝してきた博多曲物を、ぜひ利用してみてください。
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まとめ
この記事では糟屋郡志免町のイベント名物や、名所をそれぞれ詳しくご紹介しました。
どの名所やイベント名物も、糟屋郡志免町を魅力が詰まったものとなっています。
糟屋郡志免町周辺に引っ越しをした際は、ぜひ楽しんでみてください。
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