賃貸物件の契約において、近年注目を集めている「フリーレント」。
今回は、フリーレントの仕組みや、なぜフリーレントの賃貸物件があるのか、初期費用についても解説していきます。
結論、家賃を数か月支払う必要のないフリーレントはお得なサービスです。
安心してサービスを利用していただくためにも、当記事を参考に理解を深めていってください。
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フリーレントとは、賃貸物件の契約において、決められた期間内の家賃が無料になるサービスのことです。
無料の期間はさまざまで、1~2週間の場合もあれば、3か月間無料になる場合もあります。
フリーレントだからといって、なにか不備があったり、家賃が高くなったりすることはありません。
では、「なぜ期間限定で家賃を無料にできるの?」と疑問をお持ちの方のために、仕組みを確認していきましょう。
フリーレントの仕組みとは
家賃を一定期間無料にすることは、借り手にとってメリットがあるのはもちろんのこと、貸し手側にもメリットがあるのです。
貸し手側のメリットは、「借り手が見つかりやすくなる」ということです。
全く同じ条件の賃貸物件で、フリーレントがついている賃貸物件と、普通の賃貸物件だったら、フリーレントの賃貸物件を選びますよね。
このように差別化をすることで、空室状態が減ることは、貸し手側にとっては大きなメリットです。
借り手側と貸し手側のどちらにもメリットがあるのが、フリーレントが成り立つ仕組みになります。
フリーレントで「2重家賃」が防げる
メリットのひとつに、「2重家賃」を防げることが挙げられます。
2重家賃とは、前の住まいと新しい住まいの家賃を2重で支払うことです。
賃貸物件では、1か月前に引っ越しの旨を伝えるのが一般的です。
そのため、新しい住まいが見つかって賃貸借契約を結んでも、1か月間は2重で家賃を支払うことになります。
これがフリーレントの場合、前の住まいの家賃支払いだけで済むので2重家賃を防ぎ、金銭面的にも心のゆとりをもって引っ越しができるのです。
フリーレントの賃貸物件を選びやすい時期とは
繁忙期を避けた時期が見つけやすくなっています。
1~4月は不動産会社の繁忙期となっていますので、避けていただくのが得策です。
また、フリーレントの賃貸物件で契約がとれた場合は、必ず期間を確認してくださいね。
フリーレントは更新月に注意が必要
4月入居のために、12月に契約をして、1~3月の家賃を無料にしてもらうとします。
この場合、住むのは4月からですが、更新月は12月になります。
フリーレントは更新月を勘違いしやすいですが、契約した月が更新月になることを忘れないようにしましょう。
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フリーレントの賃貸物件はなぜあるのか?
先ほどもご説明したとおり、フリーメントの賃貸物件は、貸し手と借り手、どちらにもメリットがある契約です。
そのため、「なぜフリーレントの賃貸物件があるのか」というと、「貸し手である大家さんがフリーレント契約を希望しているから」なのです。
では、なぜ大家さんはフリーレント契約を希望するのかご説明していきます。
大家さんはなぜフリーレント契約をするのか
大家さんが避けたいのは、空室ができてしまうことです。
空室対策として、大家さんがとる対策は以下の2種類になります。
●家賃を下げる
●フリーレントにする
この2つの方法を比べたとき、メリットが大きいのは「フリーレントにする」ことなのです。
なぜフリーレントのメリットが大きいのか
たとえば、空室の対策として8万円の家賃を7万円にさげて募集するとします。
すると、2年間で回収できる家賃は168万円です。
これを、フリーレントで募集して2か月間家賃を無料にするとします。
すると、2年間で回収できる家賃は176万円です。
長期的に見ると、フリーレントのほうが家賃収入は多くなるのです。
それだけでなく、1人の家賃を下げてしまうと、アパートやマンションに住んでいる全員の家賃を下げる必要性がでてきてしまいます。
すでに賃貸借契約を結んでいる人数が多ければ多いほど、損をしてしまうのです。
このように、大家さんにとって、家賃を下げることはかなりのリスクを負うことになります。
対して、フリーレントには上記で述べたようなリスクがありません。
2つの対策を比べたとき、大家さんはリスクの低いフリーレントを希望して空室対策をおこなうのです。
フリーレントは積極的に利用するのがオススメ
今までご説明したように、フリーレントは空室対策としておこなわれているサービスなのです。
そのため、「フリーレントだから怪しい物件なのでは?」と心配する必要はありません。
フリーレントを見つけたときは積極的に利用するのがオススメです。
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フリーレントの賃貸物件の初期費用について解説
フリーレントは家賃が一定期間無料になる制度なので、初期費用は通常どおり支払うことになります。
では、支払うべき初期費用を確認していきましょう。
初期費用①:敷金・礼金
敷金・礼金は通常どおり支払う必要のある初期費用です。
しかし、物件によっては敷金礼金0円の賃貸物件もありますよね。
これはフリーレントの賃貸物件にも言えることで、敷金礼金0円の賃貸物件もまれにあります。
もしこのような賃貸物件を見つけたら、かなりお得だと判断して良いでしょう。
敷金礼金の平均的な相場は、家賃1か月分です。
家賃が低ければ低いほど、敷金礼金も抑えて入居することが可能になります。
初期費用②:仲介手数料
仲介手数料は、お客様から不動産会社へお支払いただく初期費用です。
金額には上限があり、家賃の「1か月分+税」となっています。
相場も上限と同価格で、「1か月分+税」です。
こちらも家賃が低ければ低いほど、費用を抑えることができます。
契約時に1回お支払いただければ、その後不動産会社から請求がくることはないのでご安心ください。
初期費用③:管理費
初期費用に含まれる管理費は、毎月支払う費用になります。
清掃やメンテナンスなど、アパートやマンションを維持するために必要なのが「管理費」です。
管理費の相場は、家賃の7%ほどだと考えておきましょう。
フリーレントの賃貸物件だと初期費用は安くなるのか
フリーレントだからといって、「敷金・礼金」、「仲介手数料」、「管理費」自体が安くなることはありません。
しかし、最初に家賃を支払う必要がなくなるので、結果的に支払う総支出は安くなります。
単純計算ではありますが、家賃分の初期費用は抑えられることになります。
賃貸物件の契約後、「初期費用がかさんで貯金がなくなった」との声もよく耳にします。
そんな方にとっても、数か月家賃支払いがなくなるのはありがたいですよね。
本来、家賃に支払う予定だったお金をそのまま貯金にまわして、金銭面での余裕をもって新生活をスタートすることも可能です。
お得に賃貸物件を借りたい方にとって、フリーレントはオススメのサービスなのです。
お悩みの方は不動産会社に相談するのがオススメ
「フリーレントが見つからない」「フリーレントの賃貸物件にしようか悩む」という方は、実際にご相談いただくのが1番です。
オススメの賃貸物件を案内してもらえるだけでなく、なぜフリーレントがお得なのか、直接話を聞くことで解決できることでしょう。
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まとめ
以上、フリーレントの賃貸物件について解説をしてきました。
「なぜフリーレントがあるのか」と、疑問の声も多いサービスですが、借り手にも貸し手にもメリットがあるからこそフリーレントは成り立っているのです。
賃貸物件をお探しの方は、ぜひお得に利用できるフリーレントの賃貸物件を探してみてください。
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