住居内で発生するネズミは、感染症や電気災害などを引き起こす可能性がある厄介な存在です。
放置すると数が増えて被害が拡大するため、早めに駆除しなければいけません。
しかし賃貸物件に住んでいる場合は、駆除費用の負担や駆除方法に関して、一戸建てとは異なったノウハウが必要になります。
今回は、賃貸物件でネズミが発生した際の駆除費用や方法について解説します。
賃貸物件でのネズミの駆除!費用負担は?
賃貸物件でネズミが発生した場合、その駆除費用を大家と入居者、どちらが負担するのかは、状況によって異なります。
部屋のなかにゴミを長期間放置していたり、壁の破損を管理会社に報告していなかったりといった原因でネズミが発生した場合、借主である入居者は駆除費用を負担しなくてはいけません。
一方、経年劣化によって生じた壁の割れ目やパイプの隙間など、賃貸物件の管理不足が原因の場合は、貸主である大家が駆除費用を負担する場合があります。
ただし原因を明確に特定するのは困難なため、大家と入居者の主張が対立した場合は、裁判で責任の所在を判断することになるでしょう。
賃貸物件でのネズミの駆除!駆除方法
賃貸物件で発生したネズミを駆除する際は、追い出しと侵入経路対策が重要なポイントになります。
まずは忌避剤や超音波を使って、建物内に住み着いているネズミの数を減らしましょう。
ある程度数が減ってきたら、侵入経路の特定に移ります。
しかしネズミは小さな隙間も簡単に移動できるため、闇雲に探してもなかなか侵入経路は見つけられません。
食べ物をかじった後、ふん、足跡といったネズミの痕跡を注意深く探し、餌場や巣、通路を特定しましょう。
侵入経路が特定できた場合は、そこを金網などで塞ぎ、新たなネズミの侵入を阻止します。
その後は粘着テープや殺鼠剤、捕獲器を用いて、建物内に残ったネズミを駆除しましょう。
これらの道具を用いる場合は、人間のにおいが付着すると効果が落ちる点、殺鼠剤はネズミの死体を探さなければいけない点に注意が必要です。
また、個人での駆除には限界があるため、住み着いているネズミの数が多い場合は専門業者に依頼したほうが良いでしょう。
賃貸物件でのネズミの駆除!ネズミが原因での引っ越し費用は?
ネズミの被害があまりに多く発生した場合、別の物件への引っ越しを検討するケースもあるでしょう。
ただし、その際の引っ越し費用を大家に請求するのは難しいと考えたほうが良いかもしれません。
これは駆除費用の負担に関する問題と同様に、責任の所在を判断するのが困難なためです。
貸主である大家に明確な過失があると証明できる場合でなければ、引っ越し費用は自己負担になるでしょう。
まとめ
賃貸物件におけるネズミの被害は責任の所在が判断しづらいため、しばしば貸主と借主間でのトラブルの原因となります。
貸主に過失がある場合でも勝手に駆除をおこなうと自己負担になる可能性があるので、まずは大家や管理会社に相談してみると良いでしょう。
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株式会社栄信不動産 メディア 担当ライター
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