事件や自殺、孤独死が起きてしまった賃貸物件の部屋を綺麗にするには、特殊清掃が不可欠です。
一般的には馴染みの少ないことでも、賃貸物件のオーナーであれば心得ておくべきことです。
今回は、特殊清掃とは何か、おこなうメリットや費用相場について解説します。
賃貸物件での特殊清掃とは
特殊清掃とは、通常のハウスクリーニングでは落としきれない汚れやにおいを、専用の薬剤や機械を用いた清掃を指します。
特殊清掃が必要なのは、事件や自殺、孤独死が起きた場合や、長年ゴミ屋敷と化してしまった部屋です。
とくに孤独死は遺族が見つかりにくいことから、オーナーが特殊清掃を依頼しないといけないケースになりがちです。
特殊清掃では主に、汚れ落としや消臭、遺品整理をおこないます。
専用の薬剤や機械を使用し、汚れを洗い落としたり、部屋に染み付いたにおいを除去していくのが主な作業になります。
清掃によりにおいや汚れを落としながら遺品整理をしてくれるサービスもあり、遺品と不用品の選別が可能です。
賃貸物件で特殊清掃をおこなうメリット
特殊清掃をすると物件の原状回復につながるほか、3つのメリットがあります。
しっかり消臭してくれる
遺体があった部屋のにおいは、市販の消臭剤では消しきれないことがほとんどです。
特殊清掃では専用の薬剤や機械を使用してにおいを元から除去するため、日数が経ってもにおいが戻ることがありません。
短時間で綺麗にしてくれる
特殊清掃を依頼すると、短時間で汚れやにおいを落とせます。
短時間で部屋をきれいにしてくれるため、ほかの入居者への配慮やそのあとの賃貸経営のしやすさへもつながります。
遺品と分けて不用品を処分してくれる
特殊清掃では遺品整理もおこなってくれるため、不用品の処分を同時進行でおこなうことができます。
遺品と不用品の選別から任せられるため、物が多くて片づけに時間がかかるなどの悩みも解消できます。
賃貸物件での特殊清掃の費用相場
特殊清掃の作業内容は、床清掃・浴室清掃・除菌剤散布・オゾン脱臭などで、状況に応じて害虫駆除や汚れた畳の撤去などもおこないます。
費用相場としては、単身用の1Rや1Kなら7〜30万円、1LDK〜3LDKなら13〜50万円程度です。
汚れの度合いも料金に影響してくるため、遺体の発見が遅れると費用が高額になりやすいでしょう。
まとめ
特殊清掃とは、通常の清掃では落とせない汚れやにおいを落とす清掃で、事件や事故が起きた賃貸物件でおこなわれる清掃です。
早めに対応することは費用だけでなく、周辺住民やそのあとの経営にも影響するため、万が一の際は迅速に対応しましょう。
現在、福岡市博多区や東区に物件を所有していて、管理会社をお探しのオーナー様は、株式会社栄信不動産におまかせください。
集客や建物の維持管理に関してお悩みの方は、お気軽にご相談ください!
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
株式会社栄信不動産 メディア 担当ライター
栄信不動産では、博多区・東区を中心にマンション、アパートなどの賃貸物件を仲介手数料最大無料で多数取り扱っております。今後もブログでは賃貸物件を中心に様々なご希望に合った不動産情報もご紹介します。