ワンルームに入居希望する人の多くは単身者です。
カップルやファミリーとは賃貸物件に求める条件が異なりますから、ワンルームにおいては単身者が喜ぶ部屋作りが空室対策にとって重要になります。
そこで競合物件との差別化に繋がる、効果的なワンルームの空室対策を紹介します。
ワンルームの空室対策:最低限の設備の導入
・エアコン
築年数に関わらず、エアコンは必須の設備といっても過言ではありません。
エアコンは2〜3月と10〜11月頃にモデルチェンジするメーカーが多いので、旧機種の在庫処分セールで比較的安価に取得できます。
また気象庁によると2019年は冷夏の予測なので、夏期商戦の売れ残りも狙い目です。
・カラーモニター付きインターフォン
インターフォンは標準設備としても、防犯対策としても需要があります。
カメラなしから録画機能付きに、白黒モニターからカラーモニターにグレードをアップさせると、入居希望者に好印象です。
・コンロ
コンロも標準設備で求める人が多いです。
単身者向けのワンルームでは、お手入れの簡単なIHコンロが人気です。
しかし周辺に飲食店が少なく自炊派が多いと見込まれるエリアなら、調理しやすいガスコンロもおすすめです。
電気コンロについては料理好きの人に敬遠されますから、IHコンロもしくはガスコンロに入れ替えましょう。
ワンルームの空室対策:セキュリティ強化
新築の賃貸マンションでは、セキュリティ強化のためオートロックは標準装備にしている物件かほとんどです。
一方の賃貸アパートでは新築でもオートロックが少ないので、防犯面で空室対策をする余地があります。
既存アパートでもオートロックの門や扉を後付けすることは可能ですが、建物自体の構造によっては十分な効果を発揮できません。
そこでアパートでも可能な、オートロック以外の対策を紹介します。
・防犯カメラ
防犯カメラは、エントランスや外部からの死角になる箇所への設置が効果的です。
また設置の際はカメラだけではなく、「防犯カメラ作動中」などのステッカーを目立つところに掲示しておきましょう。
不審者に対してだけでなく、入居希望者にもセキュリティに力を入れていることをアピールできます。
・ディンプルキー、Wロック
ピッキングに強いディンプルキーは、専門家でも解錠は難しいものとされています。
それ加えて鍵を2箇所に取り付けWロックにすることで、より空き巣が侵入しにくい玄関扉にすることができます。
賃貸では従来のディスクシリンダーキーがまだまだ一般的ですから、セキュリティ面で大きく差別化を図れる空室対策です。
ワンルームの空室対策:設備のグレードアップ
・水回り
水回りが新しく綺麗なら、他が多少古くても気にしない人は少なくありません。
コストはかかりますが、ユニットバスの入れ替えやシステムキッチンの導入によって魅力的な部屋を演出できます。
・インターネット無料
スマートフォンの普及により、自宅のインターネット環境は生活必需品となりつつあります。
すでにインターネット対応・光ファイバー対応済みなら、インターネット無料を付加するのも空室対策に効果的です。
プロバイダ契約は手間がかかるので、家賃や管理費が多少上がったとしてもインターネット無料物件を探す単身者は多いです。
これは学生に顕著な傾向なので、大学や専門学校が近いエリアなら検討の価値は高いでしょう。
まとめ
ワンルームにおける空室対策を紹介しました。
一度でも家賃を下げると、それを元に戻すのは困難です。
そのためアパート経営では値下げをする前に、入居者の属性を意識した空室対策を実施しましょう。
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