近年、マンションを中心に、不在時に荷物を保管できる宅配ボックスを設置する物件が増えています。
空室対策としても注目されている宅配ボックスは、費用対効果が高いので、設置する大家が増えています。
今回は、空室対策に効果的な宅配ボックスの設置についてご紹介します。
空室対策に効果的な宅配ボックス1 概要
●宅配ボックスとは
宅配ボックスは、不在時に荷物を保管できる設備で、設置すると再配達の手配が不要になるため、入居者に喜ばれます。
新築~築10年ほどのマンションには普及率が高い設備ですが、築15年以上の賃貸物件には、あまり設置されていません。
近年、ネットショッピングの市場が拡大していることもあり、宅配ボックスの需要は年々高まっています。
●宅配ボックスの使い方
一般的な暗証番号式の宅配ボックスの使い方は簡単で、誰でも利用することができます。
入居者が不在だった場合、まず宅配業者が荷物を宅配ボックスに入れ、暗証番号を設定してロックします。
宅配業者は不在通知に暗証番号を記入して入居者のポストに入れるので、入居者は帰宅後、宅配ボックスに暗証番号を入力して荷物を回収するだけです。
空室対策に効果的な宅配ボックス2 設置費用
●オンライン管理式
コンピューターで管理するオンライン管理式もありますが、導入費用として100万円ほど必要になります。
また、月々1万円ほどの管理費を支払う必要もあるため、導入・管理費用でかなりかかりますので、予算に見合うか検討されたほうがよいでしょう。
●暗証番号式
空き室対策として賃貸マンションに設置する場合は、10万円ほどで設置できる暗証番号式を検討することをおすすめします。
なお、建物内に設置するペースがない場合は、防滴機能を備えた宅配ボックスを購入して、屋外に設置すると良いでしょう。
空室対策に効果的な宅配ボックス3 注意点
暗証番号式の宅配ボックスを設置する場合、ポストにもカギを設置する必要があります。
ポストにカギがないと、第三者が不在通知を見て荷物を持ち去る可能性があるので、宅配業者が荷物を持ち戻る場合があります。
宅配業者が利用をためらう状態だと有効活用できないため、ポストのカギも忘れずに設置しましょう。
まとめ
以上、空室対策に効果的な宅配ボックスの設置についてご紹介しました。
不在でも荷物を受け取れる宅配ボックスは、単身世帯から共働き家庭まで、幅広い世帯に人気があります。
暗証番号式であれば、あまり費用をかけずに設置できるので、ぜひ検討してみてください。
株式会社栄信不動産では、賃貸経営中のオーナー様のサポートも行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。