これから賃貸物件を借りて一人暮らしを始めようとしている時、不動産屋で聞いてもネットで調べても諸経費に入っている火災保険料。
これはどうして必要なのか、疑問に思う方も少なくないと思います。
ここでは賃貸住宅を借りるときの火災保険の内容と、一人暮らしのときの火災保険料の相場について解説します。
賃貸住宅の火災保険料ではなにが補償される?
一般的なイメージでは、火災保険は建物が火事にあったときに補償されるので、賃貸の場合は建物の所有者であるオーナーが火災保険に加入します。
そう言われると「あれ?入居者が入る火災保険はなにが補償されるの?」と考えてしまいますが、そこにはちゃんと3つの意味があるんですよ!
一つは自分の家財を守るための家財保険で、もし自室から出火してしまったら家具や家電なども損害を受けてしまいますから、それを補償します。
次に借家人賠償責任補償、これはもし火災が起きてしまった場合、故意や重大な過失がなければ、建物は所有者の保険で保障されます。
一方で室内には借りた人の原状回復義務が有り、火災後の原状回復には多額の費用がかかるため、それを補償してくれるのが借家人賠償責任保険です。
そして最後に個人賠償責任補償は、万が一のトラブルが発生したときに補償してくれます。
例えば水漏れを起こしてしてしまい下階を水浸しにしてしまった、バルコニーから物を落としてしまい、下に停めてある車を破損させてしまったなど。
こうした日常生活で起こり得そうなイレギュラーな事態まで補償してくれるので、案外、火災保険は一番身近な保険なのかもしれませんね。
一人暮らしの火災保険料はどれくらい?
賃貸一人暮らしの火災保険がなにを補償してくれるか分かったところで、その保険料の相場について説明します。
基本的に不動産会社が提示する保険そのままで検討する方が多いですが、そこについてはよく確認しましょう。
例えば家財保険、家財の補償金額に注目して下さい。
まだ20代前半、初めての一人暮らしといった場合、高価な宝飾品などを持っていないでしょうから保証金額は200万円から300万円で充分です。
これが500万円など多く設定されていることもあるので、気をつけましょう。
また、借家人賠償責任保険や個人賠償責任補償の額が少なすぎることもあり、万が一、死亡事故になってしまったことを考えると1億円の補償が安心です。
これらの補償内容で、20代の方が一人暮らし、RC造の建物だとすると、ネットで探して1年4,000円から6,000円程度です。
木造の場合や家財保険の内容によっては金額が変わるので、改めて調べてみて下さい。
また、自分で火災保険を見つけてきた場合は、保険期間が切れることの無いように十分注意しましょう。
まとめ
賃貸の一人暮らしで加入する火災保険には、家財保険、賃借人賠償責任補償、個人賠償責任補償の3つの目的があります。
家財保険は家電や家具の補償、賃借人賠償責任補償は室内の原状回復のため、個人賠償責任補償は日常のトラブルで起きた損害を補償します。
どの保険も保険内容を確認し、過不足をなくすことで適正な保険料となるので、不動産会社が提示してくれるプランをよく確認するようにしましょう。
株式会社栄信不動産では、福岡市博多区の賃貸物件を多数取り揃えています。
お部屋探しなら、お気軽に当社までお問い合わせください。
今週のおすすめ物件情報(※2019年11月15日時点)
博多駅から徒歩約8分の場所にあるので、通勤・通学しやすくアクセス良好です。
また、都市ガスを採用しているため月々のガス代を抑えることができます。