挨拶回りはご近所さんと交流するためのきっかけになる、とても大事な顔合わせです。
最近は挨拶回りをしない人、されなくても気にならない人が増えていますが、いざというときに助けあえる関係を築きたいならば挨拶回りは必須です。
この記事では、賃貸に引っ越す際の挨拶回りに適した曜日・時間や挨拶の例文、粗品の選び方などご紹介いたします。
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最初の挨拶回りのタイミングは、引っ越しの前日がベストです。
入居のための段ボール・家具搬入はていねいに行っても、どうしても騒音が出るものです。
これから引っ越してくる本人で、引っ越しの際は大きな音を立ててしまうかもしれませんと言葉を添えましょう。
適している曜日は土日祝日で、時間は午前10時~午後6時ごろが最適と言われています。
住人によって起床時間や仕事の曜日などバラバラなので正解の時間はありませんが、早朝や深夜などはNGです。
深夜でなくても午後9時~12時と遅い時間は、怖いと思われてドアを開けない人も多いためできるなら避けるべきです。
また挨拶回りは、遅くても入居から1週間以内に済ませましょう。
挨拶回りすべき部屋
マンションやアパートなどの賃貸であれば、入居予定である部屋の上下と左右の4部屋に挨拶しておけば間違いありません。
部屋数が少なければ上下左右に加え、同じ階の部屋すべてにあいさつ回りするパターンもあります。
賃貸特有で忘れがちですが、住人だけでなく管理人や大家さんが住んでいる場合は同じく部屋に伺いましょう。
そして、忘れてはいけないのが新居だけでなく、旧居での挨拶回りです。
旧居では引っ越し予定日が決まってから、引っ越す前日までの間に行いましょう。
粗品は必須ではありませんが、もし持参するならば新居と同じ物で問題ありません。
挨拶回りしたほうがよい場合
小さい子どもや赤ちゃんがいるご家庭で、上下左右の部屋に対し騒音が気になる場合は、挨拶回りしておくべきです。
まったく知らない他人の騒音はストレスになりやすく、トラブルに発展することもありますが、挨拶回りすることで、第一印象が他人から「ていねいで顔見知りな住人」になり、注意の言い方もやわらげてくれるかもしれません。
また、普段静かな住人が急に大声や騒音を立てていたら驚きますよね。
これも知らない人なら「巻き込まれたくない」と思われるかもしれませんが、知り合いなら「何かあったのかな?」と助けにきてくれる可能性があります。
ご近所付きあいが苦手で、余計な関係を避けるために挨拶回りはしたくないという人も多いですが、挨拶回りは時にトラブル回避や防犯にもつながります。
挨拶回りをしないほうがよい場合
女性が一人暮らしで引っ越した場合は、自衛のため挨拶回りは控えたほうがよいかもしれません。
非常に残念ですが、防犯対策は建物の外だけでなく中からの脅威もあると考えましょう。
もし挨拶回りをしたいのならば、友人や同僚の男性についてきてもらうのも一つの手です。
賃貸の挨拶回りに使える言葉・例文
オフィスの移動ではないので特別にかしこまる必要はありませんが、よい印象を持ってもらうためにていねいな言葉遣いを心がけましょう。
ポイントは相手がドアを開ける前に「引っ越してきました〇〇です」と伝えることです。
誰かわからない急な訪問は警戒されるため、先にドア越しで要件をいうと警戒されにくく怖がられません。
挨拶自体は「〇〇号室に引っ越してきました、〇〇です。これからどうぞよろしくお願いします」といった簡潔なもので問題ありません。
手土産がある場合は「よろしければこちらお使いください」と一言添えましょう。
小さい子どもやペットがいる場合は「お騒がせすることもあるかもしれませんが」など加えると相手に伝わりやすいです。
旧居での挨拶回りに使える言葉
旧居での挨拶回りでは「今までお世話になったこと・何日に引っ越すのか・引っ越し当日は人の出入りが激しい」といった点を伝えます。
例文としては「お世話になっています。この度○日に引っ越しが決まりました。今までありがとうございました。申し訳ありませんが、その日は大きな音が出てしまうかもしれません」などでよいでしょう。
挨拶回りに着ていく服
わざわざきれいな服装に着替える必要はなく、普段着で十分です。
ただ、第一印象が悪くなるくらい極端に汚れた服や、あまりにもカジュアルな格好は控えましょう。
訪問先がしばらく留守だった場合
新居旧居に関わらず、なかなか挨拶回りのタイミングがあわないこともあります。
留守の場合は時間を改めるか、ドアノブや郵便受けに粗品とメッセージを投函するとよいでしょう。
メッセージも挨拶と同じく名前と要件を名乗って「2~3回伺いましたがご不在のようでしたので、手紙にて失礼いたします。今後ともよろしくお願いいたします」で問題ありません。
ただ長期間留守にしている場合もあるため、粗品を投函したりドアノブにかける場合、お菓子など食品は避けましょう。
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必須ではありませんが、挨拶回りの際は粗品を渡すとよりていねいな印象で好感度もアップします。
気取りすぎないけれど、もらってうれしいものを用意しましょう。
賃貸の場合、粗品の相場は500円~1,000円ですが、ご近所さんとよい関係を築きたい場合や長く住む予定の際は1,000円~2,000円程度と考える人も。
余裕があればのしなどを付けると自分の名字も入り、より覚えてもらいやすくなります。
よろこばれやすい粗品一覧
●日持ちするお菓子やジュース
●タオルやティッシュペーパーなど日用品(消耗品)
●ギフトカード
粗品にふさわしい商品として「実用性があるか・好みが分かれないか・負担にならないか」などの要素が考えられます。
食べ物の場合は変わったものや賞味期限の短いもの、日用品や消耗品の場合は香りの強いものや使い道がなさそうなものは避けましょう。
粗品にするお菓子の選び方
お菓子は定番の粗品ですが、選ぶ際は生もの・賞味期限の短いもの・アルコールの入ったものはNGです。
おすすめはマカロンやクッキーなどの溶けにくく賞味期限が長めの焼き菓子。
もし遠方から引っ越してきた場合は、以前住んでいた名産や名物もよろこばれることが多い粗品の一つです。
粗品にする日用品の選び方
日用品は多くの家庭で使われるため無駄になりにくく、粗品として非常に人気のジャンルです。
定番はタオルですが、ティッシュペーパーや地域のごみ袋も使う頻度が高いためおすすめです。
またボールペンやメモ帳などの文房具も引っ越しの粗品としては選ばれやすいです。
注意点として、ラップや洗剤も粗品として選ばれやすい傾向がありますが、実はこだわる人が多い日用品の一つ。
比較的安価なプライベートブランドなどは避けたほうがよいかもしれません。
若い女性が多いエリアでは入浴剤やハンドソープ、働き盛りのサラリーマンや学生が多いエリアではトイレットペーパーやごみ袋など、居住地域の特徴を見て決めるのもよいでしょう。
粗品にギフトカードという新たな選択肢
粗品としてギフトカードを選ぶ人は年々増加しており、今ではすっかり定番となりました。
クオカードや図書カードなどさまざまな種類がありますが、コンビニでも使える点からクオカードをおすすめします。
現在ならAmazonギフトカードもよろこばれるかもしれませんが、隣人がご老人であったりネットショップを利用しない人の可能性もあることも考慮して決めましょう。
まとめ
引っ越し前後は何かとバタバタして、つい挨拶回りを忘れたり先延ばしにしてしまいがちです。
無理して伺う必要はありませんが、ご近所さんとして挨拶したり助けあえるような関係を築きたいならば、賃貸でも挨拶回りをしっかり済ませておくことをおすすめします。
第一印象を大きく左右する挨拶回り、失礼のないようにしっかりルールをおさらいしておきましょう。
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