賃貸を探す際、選択肢の1つとして家具家電付き賃貸を検討する方もいるのではないでしょうか?
あらかじめ家具や家電が設置されていれば、お得で引っ越しも楽になりそうですよね。
しかし家具家電付き賃貸にはメリットだけでなくデメリットも生じます。
この記事では家具家電付きの賃貸をテーマに、購入での金銭的な比較やメリット・デメリットをお伝えします。
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弊社へのお問い合わせはこちら家具家電付きと購入を比較!お得な賃貸はどっち?
まずは家具家電付き賃貸と家具家電なし賃貸、どちらがお得なのかを比較してみましょう。
そもそも家具家電付き賃貸とは、生活に必要な家具や家電があらかじめ備わっている物件のことです。
欧米では一般的でしたが、近年日本でも家具家電付き賃貸が増えています。
お得なのは最初だけ!
家具家電付き賃貸は一見お得に見えますが、比較的家賃が高めに設定されていることが多く、家具家電なしと比べるとお得なのは最初だけのことが多いです。
一般的に1人暮らしで必要な家具家電の金額は、冷蔵庫や洗濯機などで25万円程度かかるといわれています。
仮に家具家電付きで6万円の家賃を払う場合と、25万円分の家具を購入したうえで家具家電なしに5万円払う場合を比較してみましょう。
●1年目…家具家電付き72万円(6万円×12カ月)、家具家電なし85万円(5万円×12カ月+25万円)
●2年目…家具家電付き144万円(72万円×2年)、家具家電なし145万円(85万円+60万円)
上記を比較すると、1年目は家具家電付きの方が13万円お得になりますが、2年目は家具家電なしの方が1万円安くなることがわかります。
家具家電付き賃貸に住んでも2年目以降は購入した方が安上がりになることが多いため、はじめから家具家電なしの賃貸を選び、自分好みの家具家電を選んでみてもいいでしょう。
家具家電付き賃貸を選ぶメリットは?
では家具家電付き賃貸を選ぶメリットとして、どのようなことが挙げられるのでしょうか?
一から家具家電を準備しなくていい
家具家電付き賃貸なら、一から家具家電を準備しなくていいのがメリットです。
進学や就職、親元からの独立で、はじめて1人暮らしをする方は引っ越しのために新しく購入しなければなりません。
大きな出費になりますし、実際にお店に足を運んで選んだりインターネットで購入したり、忙しい合間を縫っての家具家電選びは負担になりますよね。
また家具家電の搬入・設置のスケジュールも組まなくてはなりません。
すべての家具家電が一度にそろえばいいですが、配送日や配送時間は購入した店舗や配送業者によって異なります。
節約できる
家具家電付き賃貸なら、引っ越しにともなう出費をおさえられるのもメリットです。
先述しましたが1人暮らしの場合は、家具家電代で25万円ほどかかります。
物件の初期費用でも十数万円がかかり、引っ越し業者への支払いも必要です。
さらに4月や9月といった引っ越しシーズンになる場合、引っ越し代が割り増しすることもあるでしょう。
引っ越し費用に加えて家具家電代を支払うとなると、とても大きな出費となり、生活を圧迫しかねません。
家具家電付き賃貸なら引っ越しにともなう出費がおさえられ、入居後の生活も安心です。
短期間の入居にもおすすめ
家具家電付きの賃貸なら、短期間の入居にもメリットがあります。
単身赴任など期間限定の入居の場合、新品の家具家電を購入しても数年しか使いません。
中古でそろえたとしても、退去後はどうするのかを考える必要があります。
最近はマンスリーマンションなど、家具家電付き賃貸が普及してきましたが、何年も住むとなると家賃が割高に感じるかもしれません。
家具家電付きなら自分でそろえなくてもOKなので、短期間の入居にピッタリです。
退去時の手間も軽減できる
住んでいた賃貸を退去し引っ越しする場合、今まで使っていた家具家電を処分する方も多くいます。
結婚やお子さまが生まれたのをきっかけに、もっと広い物件に引っ越すケースもあるでしょう。
引っ越し先でも同じ家具家電を使うならいいですが、粗大ゴミとして処分する場合は費用がかかります。
また家電リサイクル法に該当する家電(エアコン、洗濯機、テレビ、冷蔵庫)は、リサイクル券を購入し、正しく処分しなければなければなりません。
引き取り業者とのスケジュール調整もおこなわなければならず、退去日に合わせて日程を組むのも大変ではないでしょうか?
このような退去時の手間も家具家電付き賃貸なら省くことが可能です。
スムーズな引っ越しをおこなえるのも、家具家電付き賃貸の大きなメリットでしょう。
家具家電付き賃貸のデメリットは?
次に家具家電付き賃貸のデメリットを見ていきましょう。
新品ではなく人が使ったものになる
家具家電付き賃貸にそろっているものは、人が使った中古という点がデメリットです。
新品ではなく知らない誰かが使ったものなので、人によっては抵抗を感じるかもしれません。
退去者が出るたびに買い替えるわけではないので、「人が使ったものはちょっと…」と思う方には不向きでしょう。
衛生面が気になる方や、潔癖症の方は家具家電なし賃貸がおすすめです。
自分好みのテイストに合わない
揃えられている家具家電が、自分の好みとかけ離れていることもあります。
「可愛い系のインテリアが好きだけど、採用されていた家具はモダン系だった」という風に、好みのテイストと必ずしもマッチするとは限りません。
万人受けするような家具家電がそろっていることも多く、無難な雰囲気の部屋になりがちなのもデメリットです。
またなかには家具家電のテイストがちぐはぐな物件もあります。
インテリアにこだわりがあったり、家具家電に統一感を求めたりする場合は、家具家電なし賃貸を選んだ方がいいでしょう。
破損したら修理費用が入居者負担になることも
設置されている家具家電が「貸与」や「設備外」となっている場合、故障したら入居者負担で修理するのが一般的です。
賃貸の設備に含まれているならオーナーや大家さん負担になりますが、そうでなければ自分で費用を捻出する必要があります。
契約書や重要事項説明書に、家具家電についての取り決めが記載されているので、契約時にチェックしてください。
家具家電のサイズが合わない可能性も
設置されている家具家電のサイズが、ライフスタイルに合わない可能性があるのもデメリットです。
1人暮らしの場合、冷蔵庫や洗濯機も1人暮らし用のサイズで統一されているのが一般的でしょう。
「自炊するから冷蔵庫の容量がもっとほしい」「まとめて洗濯できるよう洗濯機のサイズは大きい方がいい」など、自分のライフスタイルにマッチしないこともあります。
また家電だけでなく家具のサイズもチェックしておいてください。
ソファやテーブルの大きさはもちろん、とくに大切なのはベッドや布団です。
ベッドや布団は寝心地や睡眠の質を左右するものなので、自分に合ったサイズでないと生活に支障が出てしまいます。
1人暮らしの場合は一般的にシングルサイズが採用されているので、セミダブルやダブルを希望する方はオーナーや大家さん、管理会社に問い合わせてみてください。
買い替えが難しいので、問い合わせ時や内覧時に、家具家電の大きさを見ておくといいですね。
まとめ
この記事では家具家電付きの賃貸をテーマに、購入での金銭的な比較や、住むうえでのメリット・デメリットを見ていきました。
引っ越し費用を節約でき、手間も省けるメリットがある反面、好みのテイストを選べないといったデメリットも生じます。
家具家電付き賃貸にはさまざまな規約もあるので、納得したうえで決定するようにしましょう。
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