最近はフローリングの住宅が増えていて、フローリングでペットを飼育する人も多くなりました。
しかし、フローリングでペットを飼育する際には滑りやすく、転倒の危険もあるので、注意が必要です。
ここではペットをフローリングで飼育する際に起こりやすいケガの種類やケガの対策、お役立ちグッズについて、解説していきます。
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近年、外でペットを飼う人は減っていて、代わりに家の中でペットを飼う人が増えています。
マンションやアパートだけではなく、戸建て住宅でもフローリングを採用しているところが多いので、フローリングでペットを飼育している人も多いです。
しかし、フローリングでペットを飼育する際には、犬や猫、特に犬にとってフローリングは滑りやすいという問題があります。
ケガをする可能性もあるため、注意をしなければなりません。
また、走ったときに上手に止まれずに滑って転んでしまうことがありますが、これは爪がフローリングにうまく刺さらないのが原因です。
そして、走って急に止まろうとしたときも踏ん張りがきかないので、体の変な部分に力が入ってしまいます。
他にも、ベッドやソファー、椅子など高いところに登って飛び降りる際に、うまく着地できないこともあり、それらがケガにつながります。
比較的軽いケガでしたら、打撲程度で済みますが、場合によっては骨折や捻挫の危険もあります。
また、体への変な力の入り方が引き起こすケガや病気もあるので、気をつけないといけません。
その一つ目が人間でもよく知られている椎間板ヘルニアで、特に犬は他の動物よりも椎間板ヘルニアになる可能性が高いと言われています。
椎間板は背骨の骨と骨の間にあり、クッションの働きをしますが、椎間板がずれて飛び出た状態になるのが椎間板ヘルニアです。
ダックスフンドなどの胴長犬やトイプードルなどがなりやすく、初期は足が痛かったり痺れたりし、症状が進むと歩くのが困難になります。
また、膝蓋骨(しつがいこつ)脱臼も犬によく見られるケガで、特に、小型犬に多い関節系の病気です。
膝蓋骨脱臼は後ろ足の膝蓋骨(膝のお皿の骨)が正しい位置から外れてしまい、歩き方が変になったり、膝に痛みがあったりします。
脱臼の中ではもっともよく起こり、程度が軽ければサプリを飲んだり、マッサージをしたりすることで状態がよくなりますが、悪くなると、手術をしなければなりません。
特に、歩くときに滑ったり転んだりすることが脱臼につながります。
最後が股関節形成不全です。
股関節形成不全は大型犬によく見られる関節の病気で、股関節の形が変になり、歩くときに腰が左右に揺れたり、うさぎ跳びのようなしぐさを取ったりします。
病気が進行するまでは鎮痛剤を使い、食事にも気を使うようにしますが、薬で治療しても改善が見られない場合は、手術の必要があります。
犬の病気やケガが中心に説明をしましたが、猫も同じように、フローリングに着地するときなどは爪をうまく使うことできず、足や腰に負担がかかります。
上でお話をした膝蓋骨骨折は猫にもよくある病気です。
フローリングでペットを飼育する際のケガ対策について
次に、フローリングでペットを飼育する際のケガの対策について説明していきます。
ケガはフローリングが滑りやすいことが原因なので、滑らないための対策をすることが大切です。
一番のおすすめはカーペットやマットを敷くことです。購入して敷くだけなので、対策も比較的楽です。
室内を走ってスピードが出て滑りやすいところや高いところから飛んで着地をするところに置くと、ケガのリスクは減らせます。
床全部を覆ってしまうカーペットの場合、ペットのおしっこで匂いがついてしまうことがあります。
その点、小さいサイズのマットを組み合わせるタイプのものなら、汚れた部分だけを洗濯することができるので、便利です。
また、似たようなもので、コルクのシートや滑り止めシートもあります。
他にも滑り止めのスプレーやワックスを使って、滑らないようにするという方法もあります。
このときに使うスプレーやワックスはペット用のもので、滑り止めのものを使うようにして、定期的にかけてください。
場合によっては、犬や猫が歩いたときの感触や匂いが気に入らないこともあるので、そのときにはカーペットなどで対処するようにしてください。
他にも、値段はかかりますが、フロアコーティングという方法もあります。
フロアコーティングはワックスとはまた別のもので、床に特殊な塗装をして被膜で覆い、保護するものです。
フロアコーティングもペットの足腰の負担が減り、滑りにくくなります。
カーペットやマットと比べてしまうと、フロアコーティングはどうしても滑り止め効果は低いですが、ワックスがけも必要なく、長い期間、効果があります。
また、フロアコーティングのメリットはペットがフローリングに爪痕や爪で引っ掻いた傷をつけたり、おしっこなどのシミがついたりするのを防ぐことができる点です。
フロアコーティングのなかには、ペットを飼う前提で開発されたものもありますし、ペット用のフロアコーティングを専門にしている業者もあります。
フロアコーティングを検討される際には、そのようなペット用のフロアコーティングを検討してみてください。
フローリングでペットを飼育する際の便利グッズ
最後に、フローリングでペットを飼育する際の便利グッズについてご紹介します。
カーペットやフロアマットですが、選ぶ際にはポイントがあります。
滑り止めの機能がしっかりしていること、簡単に洗えること、カーペットやマット自体もフローリングにしっかりくっついて滑らないことなどです。
他にも消臭効果や遮音効果に優れた商品もありますし、いろいろな点から比較することが大切です。
組み合わせタイルマット
まず最初にご紹介するのは組み合わせて利用できるタイルマットです。
タイルマットのメリットは分割して使える点で、階段や玄関、リビングなど、ペットが通る場所に1枚単位で設置できるため、細かい採寸をする必要がありません。
また、滑り止めがついているタイプのマットならばペットの足腰の負担を軽減することができます。
1枚ずつ洗えるので、吐いてしまったり、おしっこをしてしまったりしたときは、汚れた分だけ洗えます。
厚みも少なく、毛足も短いので、ペットが段差で転んだり、爪が引っ掛かったりする心配もありません。
ゴム製ブラシ
カーペットやタイルマットにはペットの抜け毛が絡みつくことがあります。
絡みついた抜け毛は粘着クリーナーや掃除機を駆使してもなかなかとれません。
ゴム製ブラシであれば、毛をからめとることができるだけでなく、ゴム製なので水洗いすることも可能です。
ゴム手袋で代用することも可能ですので、ペットの換毛期には活用したいグッズですね。
まとめ
フローリングでペットを飼育する際の注意点について解説してきました。
確かにフローリングは掃除が便利ですが、ペットにとってはケガのリスクもあります。
大切なペットのことですから、元気に安全に過ごせる環境を整えたいものです。
便利グッズなども使いながら、しっかり対策をとるようにしてください。
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