大学生や新社会人の強い味方である1R。
部屋は広くないものの、家賃の安さや利便性の高さから一人暮らしの方からは重宝されています。
似たような間取りである1Kとのちがいはキッチン部分を仕切るドアの有無で、1Rのほうはドアがありません。
1Rはさまざまなメリットがありますが、実際に住む際に後悔しないよう、今回はメリットだけでなくデメリットとその対策についても詳しくご紹介いたします。
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弊社へのお問い合わせはこちら1Rに住むメリットとは
居室が一部屋の1Rは一人暮らしに適したコンパクトな間取りであり、家賃が安いだけでなく自分だけの空間を作りやすいなど多くのメリットがあります。
ライフスタイルとこだわりにピッタリ合った物件を探すため、まずは1Rのメリットをチェックしていきましょう。
住むメリット1:家賃が安い
1Rの一番のメリットは都心部や駅チカ物件でも家賃が比較的安く、通勤通学で困らない場所に住みやすいことです。
なかなか予算以内の物件が見つからないとき、1Rも候補に入れることで築年数が新しくきれいな物件が見つかるかもしれません。
同じ専有面積の1Kと比べると約1万円差が出る地域も多く見られ、とくにキッチンに関するこだわりがないのならば家賃の安さから1Rをおすすめします。
家賃が安いことで敷金・礼金も安くなりますが、1Rは敷金礼金ゼロ物件が多いこともメリットです。
家にかけるお金をとことん削りたい方にとっては、まさに一番向いているといえる間取りでしょう。
住むメリット2:狭いからこそ作れるこだわり
居住スペースが狭いことはデメリットに思えますが、広さを求めないならば1Rは非常に使いやすい物件です。
ドアがないため何も家具を置いていない状態だと広く見えて、一部屋のみを作りあげようとインテリアにもこだわれます。
好きなテーマで理想の一部屋をつくりやすいことも1Rのメリットです。
住むメリット3:家事動線がスムーズ
料理や洗濯など生活で家のなかを動くことを家事動線と言いますが、1Rは家事動線のシンプルさも大きなメリットです。
たとえば掃除一つとっても、自分が掃除機と同じ部屋にいれば手に取りやすく、面積が狭い分掃除する場所は減り、短い時間で一部屋をきれいにできます。
ささいなことですが、これだけでも小まめに部屋を掃除できるきっかけになるのです。
また、テレビを見ながら料理するなど「ながら作業」もはかどり、時間の短縮になるでしょう。
住むメリット4:光熱費の削減
似た間取りの1Kにない特徴として、光熱費がかかりにくいことも1Rに住むメリットです。
1Kは部屋とキッチンがドアで仕切られていますが、1Rではキッチンも一部屋に含まれるため、料理するときも、部屋の暖かい温度で快適に過ごせます。
そのため家賃と光熱費を下げられる1Rは、家よりもほかのことにお金をかけたい方におすすめです。
1Rに住むデメリットとは
コンパクトで一人ならば住みやすい1Rですが、狭いがゆえに別のデメリットを生み出してしまうこともあります。
後から後悔しないよう、良いところだけではなくデメリットの面もチェックしておきましょう。
住むデメリット1:狭い部屋が多い
現在は広々として開放感のある1Rも人気ですが、家賃が安めの1Rは狭さも特徴の一つです。
大きいテレビやソファなど置くとすぐにスペースが埋まってしまうため、1Rで探すならある程度の妥協が必要な場面もあるでしょう。
内見して、実際に住むために引っ越したあと家具を設置すると、思ったより狭く圧迫感が強かったなど、住むまで気づけないデメリットも考えられます。
コレクションの趣味がある方は、最初から少し広めな16帖以上の1Rを探したり、部屋の残りスペースに気を配りながら物を吟味しましょう。
また部屋の狭さは窮屈さだけでなく、生活にも影響します。
たとえば暖房をつけているときは、少しドアを開けただけで一気に熱が逃げていき、再び全体を暖めるにも時間がかかります。
玄関と生活スペースが近すぎるため、部屋全体が訪問者の目に入りやすいこともデメリットといえるでしょう。
住むデメリット2:臭いがこもりやすい
この点が1Kと1Rのちがいであり、1Rは一部屋がリビングとキッチン、寝室を兼ねています。
そのため自炊すれば、たとえ換気扇を回していてもその匂いや煙が生活スペースに残ってしまいます。
ある程度対策はできるものの、作るものによっては布団に染みついて、換気してもなかなか取れないこともあるため、よく自炊するならば1Rよりもドア付きの1Kをおすすめします。
またキッチン関係で考えると、1Kのほうが食器棚や調理家電を置けるスペースがあったり、冷蔵庫の音が聞こえにくいなどのメリットもあります。
住むデメリット3:人を部屋に呼びにくい
空きスペースがなく布団を敷きにくいことも人を呼びにくい理由ですが、1Rはトイレやお風呂など生活音が部屋に響きやすく、料理の臭いもこもりやすいことから、人を迎えやすい部屋とはいえません。
頻繁に自宅でお泊り会をするならば、狭くてもプライベートの守られた部屋づくりを目指しましょう。
1Rに住む際の対策一覧
上記のデメリットは、仕切りや便利家具での対策で大幅な軽減が期待されます。
予算に合った部屋を住みやすい空間に作りあげましょう。
臭い・プライバシー対策:仕切りをつけて空間を分ける
同じ部屋から出た臭いを完全に防ぐことは難しいですが、長い突っ張り棒にカーテンや布をつけてベッド部分を囲むことで、臭いや煙が入りにくくなります。
分厚いカーテンはとくに遮断効果が高く、よく自炊する方は部屋の端から端までカバーすることで臭いの染みつきを防げます。
ベッド周りだけでなく、玄関にも突っ張り棒を使うことで室内が見えにくくなり、プライバシー確保の対策にもつながります。
また、仕切りがあるだけで部屋の雰囲気にもメリハリが出るため、目隠しの布はインテリアとしてもおすすめです。
狭さ対策1:スタイリッシュな家具を選ぶ
狭い1Rでも、省スペースな家具を使うことで素敵な一部屋が完成します。
たとえば布団でなく高さを利用したロフト付きベッドを使ったり、天井突っ張り式の薄い本棚やデスクにすることで、狭いながらに個性的でおしゃれな部屋を演出できます。
部屋の雰囲気を統一するならば、テーマに沿った壁紙シートやクッションフロアもおすすめです。
部屋を占める家具の専有面積を考えながら、バランスの良い配置を目指しましょう。
1Rや1Kの面積に適したおしゃれな便利家具はネットショップでも取り扱いが多いため、物件情報とともにチェックしていただきたいです。
狭さ対策2:ロフト付き物件を選ぶ
高さを有効活用できるロフト付き物件は、1Rでもある程度ゆとりをもった広さを確保できます。
人の目に入りにくいので収納や寝室としても使いやすく、その分空いた下のスペースを好きにカスタマイズできるため、引っ越しの段ボールが多い方やインテリアにこだわりたい方にもおすすめの間取りです。
ロフトの注意点としては、寝室として使う場合は寝起きの状態で急斜面の階段や梯子を使わなくてはならないことや、背の高い方は頭をぶつけやすいことが挙げられます。
完璧に使いこなすのは難しく、ロフトがあっても上がるのが面倒で結局使わなくなってしまうケースも多々見られますが、できるだけ収納スペースがほしい方にとってはおすすめです。
まとめ
1Rはあまり自炊しない方や、統一した部屋が好きな方におすすめできる広さです。
省スペースを意識したり突っ張り棒で仕切りをつけるなど快適に住むための対策が多く、部屋に個性が出やすいのも1Rの特徴です。
自炊の有無や人を泊まらせる頻度、部屋に置きたいコレクションなどライフスタイルをよく考えて間取りを選びましょう。
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