線路沿いの賃貸物件は、「電車の音が煩い」「ホコリや塵が舞うから洗濯物が汚れる」などデメリットばかりの印象があります。
しかし実際は、意外とメリットもあることが分かりました。
そこで本記事では、どんなメリット・デメリットがあるのか、また安心して生活できるようデメリットの対策方法をご説明いたします。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら線路沿いの賃貸物件に住むメリットについて
線路沿いの賃貸物件は、騒音が気になる印象があります。
そのためどうしてもデメリットのほうが多いように思われがちです。
しかし、線路沿いにもメリットは存在します。
そこで、線路沿いの賃貸物件に住むメリットについてご紹介します。
夜道でも安心感がある
線路沿いはお店も多く終電まで電車が走っていることから、夜道でも明るいのが特徴です。
また人通りに関しても他の道より多いため防犯の心配も軽減できるでしょう。
とくに主要駅はその傾向が強くなります。
女性の一人暮らしには線路沿いの賃貸物件のほうが安心感があるためおすすめです。
家賃が安い
家賃も、住宅街の物件よりも相場が安くなります。
なぜ線路沿いだと安いのかというと、電車の騒音や振動が関係しています。
そのため毎月の家賃が1万円ほど安くなっているところも少なくありません。
駅からの距離が同じ物件でも、線路沿いにあるという理由で家賃が安くなりやすいので、騒音や振動が気にならない方には非常に好物件と言えるでしょう。
比較的日当たりが良い
家の前に線路があるため、四方を高層ビルに囲まれることがありません。
そのため、意外と日当たりが良い物件が多いといわれています。
ただしエリアによっては線路の向かい側に高層ビルや大規模な商業施設が建っている場合がありますので、選ぶときは周辺環境に十分気を付けてください。
住民の騒音トラブルは少ない
電車による騒音や振動はありますが、住民同士の騒音トラブルに悩まされることは少ないといわれています。
というのも、電車の騒音や振動のほうが音が大きいため、隣人や上下階の生活音が気にならなくなるからです。
それは他人に与える騒音も同じでしょう。
生活音を気にせず生活したい方には線路沿いは良い物件といえます。
線路沿いの賃貸物件に住むデメリットについて
線路沿いの賃貸物件も、メリットがあることが分かりました。
しかし、基本的にはデメリットのほうが多いのが線路沿いです。
ここではよくあるデメリットについてご紹介します。
騒音と振動が気になる
一番のデメリットは、やはり電車や踏み切りの騒音や振動でしょう。
耐震や防犯対策がなされている物件であればある程度防ぐことができますが、築年数が古いと対策されていないため音が非常に響きます。
貨物列車の運行がある場合は深夜過ぎても通過することが多く、ほぼ一日中騒音や振動に悩まされることになります。
家賃の安さだけで選ぶと失敗しやすいので、騒音や振動が気になる方は必ず内見をし確認するようにしましょう。
電車から室内が見える
線路からの距離にもよりますが、離れていてもベランダから電車内が見えるように、その逆も然りです。
目の前に線路がある場合は「丸見え」といっても過言ではないでしょう。
電車の本数が多い線路であれば頻繁に通過するためカーテンが開けられなくなってしまう場合があります。
もちろん線路沿いの賃貸物件といっても建物の構造はさまざまですから、どうしても線路沿いで物件を探す場合は、できるだけリビングやダイニング沿いに線路がない物件を選ぶようにしましょう。
洗濯物が汚れやすい
電車が通るたびにホコリや塵が舞うため、沿線にベランダがあるとどうしても洗濯物が汚れてしまいます。
とくに低層階だとまともに汚れを受けやすいので注意が必要です。
対策がなされている物件であれば良いですが、そうでない場合は工夫が必要でしょう。
人通りが多い
人通りは、メリットにもなればデメリットになる場合もあります。
とくに踏み切り近くになると日中は多くの人が行き来しますから、どうしても騒音や人の目などが気になります。
ある程度階数が上の物件であればある程度防ぐことができますが、1階になると人の目が気になってなかなかベランダから出られないなんてことにもあるでしょう。
女性の一人暮らしは、電車から室内が丸見えの物件は防犯上危険にさらされやすいので注意してください。
線路沿いの賃貸物件に住むならどんな対策をしたら良いのか
沿線は家賃が安く日当たりも良いため、騒音や振動などを除くと理想的な条件を兼ね備えています。
そこでここでは、沿線でも安心・安全に生活するための対策方法をご紹介します。
「どうしてもこの物件に住みたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
防音カーテンにする
もっとも手軽に、そして簡単にできる対策方法です。
最近は防音や遮光、保温などの機能が付いたカーテンも増えていますから、ひとつでいろんな対策ができるのも嬉しいでしょう。
ただ窓に隙間があると音が入ってきてしまうので、防音カーテン以外の対策もおこなう必要があります。
また風になびくと防音効果が薄れやすいので、しっかり固定することも大切です。
防音カーテンでは主に踏み切りや電車のブレーキ音などを防ぐことができます。
隙間テープを貼る
さらに隙間テープも貼るとより効果的です。
先ほど「窓に隙間があると音が漏れる」といいましたが、防音カーテンだけで防げない場合は隙間テープも使ってみると良いでしょう。
遮音テープというのも売っていますが、隙間風を防ぐだけでも音漏れを軽減できますから、隙間テープだけでも十分効果を得られます。
壁に家具を置く
家具は、騒音が気になる向きに置くだけでも防ぐことができます。
電車の音や振動が気になる場合は、線路側に高さのある家具を配置するだけで、ある程度防音になります。
ポイントは、壁にぴったり付けるのではなく1cmほど話してから置くことです。
家具が振動を緩和し、気になりにくくなるでしょう。
壁に家具を配置するのは、防音だけでなくカビ対策にもなるといわれています。
とくに換気がしにくい物件はこの方法が非常におすすめです。
サンルーム付きや二重窓の物件
ベランダにサンルームが付いていたり、二重窓になっている場合は騒音だけでなくホコリや塵も防ぐことができます。
とくにサンルームは天気を気にせず洗濯物が干せるので外出をしていても安心です。
「電車から洗濯物が見えるのが嫌」という方は、窓ガラスに目隠しフィルムを貼ると気になりません。
ただサンルーム付きは夏は暑く冬は寒いなどのデメリットもありますので、絶対に対策になるとは限らないのが欠点です。
しかし電車の騒音や振動、ホコリや塵を防ぎたい方には最適でしょう。
二重窓も、完全には音を防ぐことはできないので注意してください。
物件を探す前に確認したいこと
対策できれば電車の騒音や振動は気にならないという方は上記の方法で十分ですが、「ここまで騒音や振動がひどいとは知らなかった」という方には大きなストレスになってしまいます。
そんなことのないように、家を探すときは十分に内見をし、隅々までチェックしておきましょう。
同じ沿線でも、電車の本数が少なかったりベランダが面している方向が線路側以外なら安心です。
こればかりは1日に通る電車の本数を確認したり内見をしっかりおこない、家賃が安い・日当たりが良いという少ない好条件だけで選ばないようにしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
デメリットしかないと思われがちな線路沿いの賃貸物件も、家賃が安い・日当たりが良いといったメリットがあることが分かりました。
考え方次第でお得に住める可能性もあるので、まずはじっくり内見をしてから判断してみてください。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら