賃貸物件で猫を飼う場合、いくつかの対策が必要になります。
というのも、猫は壁や床を引っかいたり、においなどで部屋の状態を悪くしやすいからです。
もちろん個々で性格はあるため、すべての猫が同じことをするわけではありません。
そこで本記事では、賃貸物件で猫を飼う場合の鳴き声やにおい、爪とぎの対策について解説しています。
猫を飼っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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最近の猫ブームで、猫を飼う方が増えています。
しかし、マンションやアパートなど賃貸物件で飼う場合、鳴き声やにおいなどが心配です。
近隣の迷惑にならないためにも、賃貸物件で猫を飼っている方はしっかり対策をおこないましょう。
まずは、「鳴き声対策」について紹介します。
防音性の高い賃貸物件を選ぶ
ひと口に猫といっても、性格はさまざまです。
そのためよく鳴く子もいれば大人しい子もいます。
とはいえ、ジャンプやじゃれあい、夜泣きなどは当然あることなので、たとえ大人しい子を飼っていても防音対策はしっかりおこなっておいたほうが良いでしょう。
おすすめの対策は、防音性の高い賃貸物件を選ぶことです。
防音性は級によって段階が分かれており、級が高いほどしっかり防音してくれます。
最近はペット共生型の賃貸物件なども増えているため、金銭的に余裕がある方はそういった物件を選ぶのもひとつの方法でしょう。
ただそういった賃貸物件は多少家賃が高くなりますので、どうしても難しい場合は壁に吸音パネルを貼ったり、床にマットを敷くなどの方法を試してみてください。
吸音パネルを壁に貼る
防音性の低い賃貸物件でも、壁に吸音パネルを貼ることである程度鳴き声を防ぐことができます。
吸音パネルとは、学校の音楽室に貼ってあるようなもので、文字通り音を吸収してくれるので多少の鳴き声であれば響きません。
いろいろな吸音パネルがありますが、最近ではオシャレなデザインの物も増えているのでインテリアを気にされる方でも安心です。
ただどんなに吸音パネルを貼っていても猫の爪が長いと床を擦る音が気になるので、定期的に爪を切っておくことも大切でしょう。
床にマットを敷く
壁だけでなく、床にもマットを敷いておくと安心です。
小さなお子さんがいる方でも同じような対策をしていると思いますが、床にマットを敷くだけでも鳴き声の騒音対策になると言われています。
マンションやアパートは隣人だけでなく上下にも音が響いてしまいますから、マットを敷くことで下の階に音が響きにくくなります。
ひと口にマットといっても種類はさまざまですが、低反発カーペット・ジョイントマットなどがおすすめです。
ジョイントマットは100均にも売っているので、試してみてください。
賃貸物件での猫のにおい対策について
猫は、鳴き声だけでなく「におい」も気になります。
いわゆる「ペット臭」と呼ばれるもので、猫に限らず犬でも同様です。
一緒に住んでいるとどうしてもにおいが染みつきやすく、退去したときに原状回復として壁の貼り換えなどが必要になります。
また来客にも迷惑をかけてしまう可能性がありますから、におい対策はしっかりおこなっておきましょう。
システムトイレを使用する
システムトイレとは、2層式になったトイレのことを言います。
トイレをすると下の層に落ち、シートがにおいを吸収してくれます。
また排泄物が飛び散らないように工夫されているので、安心感もあります。
ただこまめにお手入れをしないとにおいの元になってしまいます。
シートの交換やトイレの周りは定期的に綺麗にしておくようにしましょう。
排泄物に消臭スプレーをかけてあげるとより効果的です。
定期的に換気をする
においは充満しやすいので、換気は欠かせません。
定期的に窓を開け、新鮮な空気を取り込みましょう。
換気扇を回すのも効果的ですが、できれば窓を開け空気の入れ替えをしたほうが染みつきにくくなります。
また可能であれば、空気清浄器を設置するのもおすすめです。
トイレ付近に設置しておくことでトイレのにおいやペット臭を解消できます。
フタ付きのエサ皿を設置する
ペット臭やトイレのにおい対策だけでなく、エサのにおい対策も大切です。
エサにも独特のにおいがありますから、できればフタ付きのものにしてくことで充満しにくくなります。
またエサの風味も損なわないので一石二鳥でしょう。
猫に日光浴をさせる
少しでもペット臭を軽減させるために、定期的に猫を日光浴させることも大切です。
太陽光を当てることで消臭殺菌効果もありますから、においも気になりにくくなるでしょう。
ただ無理に日光浴させることはできないので、嫌がる場合は他の対策をしてください。
賃貸物件での猫の爪とぎ対策について
猫と言えば、爪とぎ問題も忘れてはいけません。
賃貸物件の場合、退去時に原状回復として費用が発生しますので、事前にしっかり対策をしておきましょう。
こまめに爪切りをする
爪切りは、爪とぎを防ぐだけでなく怪我の予防にもなります。
伸びてきたと思ったらそのままにせずきちんと爪を切ってあげましょう。
嫌がる子もいますが、その場合は動物病院を利用するなど工夫してみてください。
爪が短いと、万が一壁や床をひっかいても大きな傷がつくことはありません。
ちなみに、爪を切るときは専用の爪切りを使用します。
肉球を押すと爪が出てくるので、神経を切らないように注意しながら切っていきましょう。
爪とぎ防止スプレーを使用する
爪とぎは猫の習性なのでやめさせることはできません。
爪切りをしても傷がつかないわけではないので、その場合は「爪とぎ防止スプレー」がおすすめです。
爪とぎしやすい場所にシュッとひと吹きするだけで近寄らなくなります。
ただ猫によっては効果がない子もいますので、買ったあとに損しないように一度柑橘類のにおいを嗅がせてから判断してください。
またスプレーをしすぎると部屋に染みついたり壁や家具にシミができる場合がありますので要注意です。
爪とぎを設置する
爪とぎのアイテムを設置しておくのも効果的でしょう。
一般的には段ボール製や麻ひもを巻きつけたものが多く、素材や置く場所も工夫する必要があります。
まず素材ですが、「猫が好む素材」を選んでください。
段ボール製や麻ひもが巻きついたものは好まれやすいですが、なかには興味がない子もいますのでいろんなものを試してみましょう。
置く場所は、「マーキングがしたくなる場所」です。
たとえばよく遊んでいる場所や寝る場所などが挙げられます。
こればかりは猫によって異なるため、普段から行動をしっかりチェックしておいてください。
壁や床の傷を防ぐには
騒音でも紹介しましたが、床や壁は必ず傷がつかない対策をおこなってください。
床にはマットがおすすめですが、マットの毛がループ状になっているものは爪に引っかかって怪我をしやすいので選ぶ素材にも注意しましょう。
壁も、引っかかれても大丈夫なようにシートを貼っておくと安心です。
基本的に引っかけない場所では爪を立てなくなりますので、しっかり対策をしておけば決められた場所(爪とぎ)でしか引っかかなくなるでしょう。
他にもキャットタワーを設置したり、壁沿いに大きな家具を置くなどの方法もあります。
それでも引っかいてしまった場合は、DIYで修復することも可能です。
ただ深い傷はどうすることもできないので、原状回復するしかないでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
賃貸物件で猫を飼う場合、しっかり対策をおこなう必要があることが分かりました。
放置しているとトラブルになるだけでなく退去した際に原状回復として「退去費用」が必要になります。
マナーでもありますから、ペットを飼うときはきちんと対策をしましょう。
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