賃貸物件に住んでいると、隣り合う住戸から聞こえる物音が気になることがあります。
また、小さなお子さまのいるファミリー世帯では、騒音が原因で周囲に迷惑をかけていないか、気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、賃貸物件でも可能な防音対策について、床・壁・天井の3か所にわけて解説します。
賃貸物件で可能な防音対策①床
小さなお子さまが椅子からジャンプしたときの着地音や、スプーンなどの小さく固いものを落としたときの衝突音など、床から伝わる音はたくさんあります。
こうした床からの騒音となるのは、人間の体重や重い家具などが原因の「重量床衝撃音」と、軽い落下音やスリッパの音が主な要因の「軽量床衝撃音」の2種類です。
どちらの衝撃音に対しても有効なのが、床にマットや防音カーペットを敷くという対策方法です。
厚手のマットやカーペットを敷くと防音層ができるため、階下へ衝撃による音が伝わりにくくなります。
タイルタイプのマットやカーペットならば、必要な場所だけに簡単に設置可能です。
とくに音漏れが気になる場合には、カーペットやタイルの下にゴムやポリウレタンといった防振材を入れると良いでしょう。
賃貸物件で可能な防音対策②壁
賃貸物件では、壁をとおして隣の住戸から音が聞こえることがあります。
こうした音は空気中から伝わる空気伝搬音で、主に話し声・ペットの鳴き声・テレビの音といったものが挙げられます。
壁をとおした音の伝播を遮断するには、吸音・遮音・防振のいずれかの対策を考えてみてください。
音を吸収しやすいグラスウールやポリウレタンスポンジといった多孔質の材料を壁に貼ると、音漏れを軽減できます。
金属が含まれている遮音シートは、吸音材と組み合わせるとさらに高い効果が見込めます。
また、壁際の洗濯機などが発する振動音については、防振材としてフェルトマットなどを貼るのが有効です。
賃貸物件で可能な防音対策③天井
天井裏に空洞などがある賃貸物件の場合、音が増幅されて上階へ騒音が伝わることがあります。
とくに、話し声・子どもの騒ぎ声・ピアノの音といったものは、上階では大きく聞こえることも珍しくありません。
このような天井からの音漏れ対策には、防音材や遮音材を天井に貼り付けるのがおすすめです。
また、上階からの騒音に悩まされている場合も、天井に防音材や遮音材を設置すると音が軽減されます。
上階からの騒音が振動をともなう足音やドアを強く閉める音ならば、防振材の設置も有効です。
まとめ
賃貸物件では、床・壁・天井それぞれに適した防音対策方法があります。
階下への騒音対策として、マットやカーペットなどの設置が有効です。
壁や天井の防音についても、防ぎたいのが自室からの音漏れか上階からの足音なのかによって、吸音・遮音・防振のアイテムを選んでみましょう。
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