自分が管理している賃貸物件の屋上の防水工事をする必要があるのか、お困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
工事を怠ると、入居者に迷惑がかかり退去へとつながり、収入が減ってしまう可能性もあります。
今回は防水工事が必要である理由、工事をするタイミングと費用の相場を解説します。
賃貸物件の屋上防水工事が必要な理由
屋上の防水工事とは、防水処理を施し建物内への雨漏りを防ぐ工事です。
一度防水工事をしたからといって、時間が経てば効果が落ち、劣化やひび割れ・水たまりができてしまう可能性があるので定期的な工事が必要です。
雨漏りや建物の腐食は入居者の不満につながるだけではなく、漏電被害が発生する可能性もあるので気を付けてください。
また、定期的なメンテナンスを怠ると、防水効果が落ちて大規模な修繕が必要となり、余計なコストが発生します。
コストはかかりますが、入居者に住み続けてもらうためにも定期的なメンテナンスをおこないましょう。
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賃貸物件の屋上防水工事が必要なタイミング
屋上の防水工事は、建物の大規模修繕のタイミングでおこないますが、以下の場合には工事を検討する必要があります。
1つ目は屋上にひび割れが出来てしまい天井から雨漏りが発生している場合で、雨漏りが発生すると天井が変色し天井がはがれてしまいます。
賃貸マンションやアパートの最上階の部屋は影響を受ける可能性が高いので、早急に工事を進めましょう。
2つ目は防水層が劣化や破損、変色している場合で、防水層が劣化するとひび割れや水はけが悪くなるといった症状が現れます。
水はけが悪くなり水たまりができると、防水層の劣化も早まるので気を付けてください。
3つ目は雑草が生えている場合で、ひび割れの間から雑草が根を張ると防水層の内部が劣化してしまいます。
タイルや屋上の隅にはとくに雑草が生えやすいので、雑草を撤去したうえで工事を進めましょう。
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賃貸物件の屋上防水工事の費用相場
防水工事は大きく分けて4種類あります。
ウレタン防水は、ウレタン樹脂を使用し防水層を作る方法です。
液体のウレタン樹脂を流し込みながら進める方法で、1㎡あたり3,500〜6,500円が相場です。
シート防水は、防水加工がされているゴムや塩化ビニールシートを使用して防水層を作ります。
シートを貼り付けていく方法で、1㎡あたり3,000〜5,500円が相場です。
アスファルト防水は、アスファルトシートに溶かした防水効果のあるアスファルトを浸透させて貼り付ける方法で、1㎡あたり4,500〜8,000円が相場とされています。
FRP防水は、繊維強化プラスチックとガラス繊維のマットを用いて防水層を作る方法で、1㎡あたり5,000〜9,000円が相場です。
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まとめ
屋上の防水工事は、雨漏りを防ぐだけではなく建物の劣化や入居者の満足度向上にもつながります。
大規模な修繕が発生する前に、工事のタイミングや種類を把握できるように普段から屋上の様子を確認しておきましょう。
また、生活するうえで双方がストレスにならないようにルールを決めましょう。
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