新築から時間が経過すると、マンションにはさまざまな修繕の必要が生じてきます。
常に外気に晒されており、人目にも付きやすい外壁は、マンションにとって重要な修繕箇所のひとつです。
そこで今回は、マンションの外壁を修繕するタイミングや費用、注意点について解説します。
マンションの外壁を修繕するタイミング
マンションの外壁は、長期間の美観維持だけでなく、建物全体の耐久性や安全性を確保するために定期的な修繕が必要です。
外壁の修繕は、一般的に築12年を目安に行うことが推奨されており、これにより劣化を早期に発見して適切な対応が可能になります。
修繕には、外観や防水性能を保つための塗装工事や、建物の強度を維持するための部分補修など、さまざまな種類があります。
これらの作業を適切なタイミングで実施することで、コストを抑えながら長期的な安心と価値の維持が期待できるでしょう。
外壁の劣化状況や環境要因によっても修繕のタイミングは異なるため、専門家の診断を受けることが大切です。
将来のトラブルを未然に防ぐためにも、計画的な修繕スケジュールの策定が欠かせません。
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マンションの外壁の修繕費用
国土交通省が発表した令和3年度の調査によると、大規模修繕工事の1戸あたりの工事金額は100~125万円程度となっています。
総工事金額の5割が外壁関係となっており、大規模修繕工事のなかでも外壁の修繕は重要度の高い項目です。
塗料やタイルの種類などによっても費用は変わります。
1回の工事費用は高額でも耐用年数の長い材質を選ぶのも良い方法です。
工事の難易度が高くなる超高層マンションでの外壁塗装工事などでは、追加費用が生じる可能性があり、注意が必要です。
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マンションの外壁を修繕する場合の注意点
マンションの外壁を修繕する場合の注意点は、入居者に影響が及ぶことです。
外壁の工事では、騒音や臭いが生じたり、日当たりが悪くなったりする影響が考えられます。
足場を組んで窓際の作業をする場合に、作業員の視線が気になる住民もいるかもしれません。
修繕工事を始める前に、懸念される要素はすべて洗い出し、住民の理解を得るよう努めることが大切です。
共用部の掲示板へ通知を掲示したり、各戸に配布したりして、事前の周知に努めましょう。
あらかじめ工事の日程と内容を明確に伝えておく必要があります。
住民から反対の声が上がる場合はよく耳を傾け、不安と疑問の解消に努めるとともに、外壁修繕の重要性を説明することも大切です。
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まとめ
マンションの外壁を修繕するタイミングは、大規模修繕工事をおこなう築12年が推奨されています。
大規模修繕工事の1戸あたりの工事金額は100~125万円程度で、そのうち外壁関連は5割程度を占めます。
外壁修繕では、騒音や臭いなどにより住民の生活に影響を及ぼす可能性があるため、事前に理解を求めることが大切です。
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株式会社栄信不動産 メディア 担当ライター
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